兵庫県明石市が進めている 新ごみ処理施設の整備計画 が大詰めを迎えています。
市は2026年2月に建設・運営事業者を決定し2031年度の稼働を目指す方針を示しました。
事業費は 20年間の運営費を含めて810億円の見込み。市の一般会計規模の約6割に相当する巨大プロジェクトとなり、市民生活にも大きな影響が及ぶことが予想されます。
老朽化が深刻化する現行施設
建設予定地は、石ケ谷公園北東にある旧大久保清掃工場(解体進行中)跡地。
隣接する「明石クリーンセンター」は1999年の稼働開始から27年が経過し、主要設備の老朽化が進んでいます。
2年前には電圧切替設備で 過電流トラブルが発生。部品焼損によって約3か月間送電網に接続できない状態になりました。自家発電が停止していれば、施設全体が止まる危機に直面していたということで、担当者は「起きてはならない事態が現実味を帯びた」と話しています。
リサイクル瓶の選別装置は2台のうち1台が停止したまま稼働できず、もう一台も補修を重ねながら稼働。設備トラブルは頻発し、保全費用は年間で億単位に膨らんでいる状況です。
810億円に膨らんだ背景
明石市は2017年12月、市単独で新施設を建設する方針を示しました。しかし計画が先送りされる中、建設資材やエネルギー価格が急騰。
その結果、総事業費は現在の 810億円規模 へと大幅に増加しました。
国の財政支援はあるものの、市財政への負担は非常に大きく、市議会や市民からは慎重な判断を求める声も上がっています。
まとめ
- 2031年度稼働予定の新ごみ処理施設計画が最終段階
- 事業費は運営費含め810億円規模、市の財政に大きな影響
- 現行施設の老朽化は限界に近く、保全費も急増
- 今後は、事業者選定・費用対効果・環境配慮などの議論が焦点に
市民生活に直結する重要テーマとして、今後の判断を注視する必要があります。



